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iCloudDriveをWindowsとMacの共有スペースにしてVSCodeで触れるようにしたら快適だった

みなさんはiCloudって使っていますか?

iCloudはAppleが提供しているクラウドサービスで、iPhoneを使ってる人ならバックアップ用のストレージとして使用してるんじゃないかと思います。

私もiPhoneユーザーなのでこのiCloudをiPhoneデータのバックアップ用として使っていましたが、バックアップデータの容量がついにiCloudの無料枠である5GBを圧迫するようになってきたので、しぶしぶながら50GBの有料枠にアップグレードすることにしました。

iCloudの有料プランにアップグレードしたのを機にちょっとiCloudのストレージを有効に使ってみようということで、このストレージをブログ記事などの作業スペースとして使ってみることにしました。

この記事で説明している内容はこんな感じです。

・iCloud Driveを使って共有の作業スペースを構築する
・iCloud Driveの作業スペースをVisualStudioCodeで利用する
・iCloud Driveの作業スペースをWindowsとMacから利用する

でもiCloud Driveを利用するメリットってどんなことがあるのでしょうか?

Contents

iCloud Driveを利用するメリット


iCloud Driveを利用して共有フォルダとして利用する前は、Evernoteというアプリを使ってテキストの管理を行なっていました。

Evernoteも月間50MBまでなら無料で使用でき、複数のPCからテキストを編集したりでき便利だったので利用してました。

でもEvernoteには以下の点で物足りなさを感じ始めていました。

・無料枠では2台のPCまでしか指定できない
・月間50MBまでの制限がある
・画像やエクセルファイルなどは別で管理する必要がある
・管理できるフォルダ構成が3階層までしか作成できない
・テキスト入力中にエンターキーが効かなくなる不具合が頻発する

以上のことから、Evernoteでテキスト管理をする場合と比較してiCloud Driveで管理するとこんなメリットがあるんじゃないかなと思いiCloud Driveに切り替えました。

<iCloud Driveのメリット>

・月額130円で50GBもストレージが利用できる
・ストレージ内はフォルダの構成は自由にできる
・画像やいろんな形式のファイルを保存して管理できる
・お気に入りの高機能なテキストエディタで管理できる
・Windows・Mac・iPhoneでなど複数台でサービスを利用できる
※アンドロイドはiCloudが非対応みたいですが、PC版のブラウザからなら利用できるみたいです。

高機能なテキストエディタは無料のものでもHTMLタグやいくつかのプログラミング言語に対応しているのでプログラムの学習などにもぴったいなので利用する価値は十分あると思います。

以上のようなメリットがありそうだったので、とりあえずiCloudを有料プランの50GBにアップグレードして利用することに決めました。

ちなみにiCloudの有料プランの容量と料金は以下のようになってます。

◆iCloud月額
5GB:無料
50GB:130円
200GB:400円
2TB:1,300円

では実際に使っていく方法について紹介していきます。

iCloud Driveを共有の作業スペースにする

iCloud DriveはAppleが提供するオンラインストレージサービスで、このストレージ内に自由にフォルダを作成したり、ファイルを作成したりすることができます。

iCloud Driveを利用するためにはApple IDを作成し、無料枠の5GBのiCloudサービスを利用できる状態にする必要があります。

Apple IDを作成した時点で5GBの利用権限が付与されるようなのでまだApple IDをお持ちでない方はとりあえずApple IDを作成する必要があります。

iCloudサービスが利用できる状態になったらブラウザからiCloudサービスにログインします。
https://www.icloud.com/


自分のApple IDでログインします。


利用できるサービスのアイコンが並んでいる中の「iCloud Drive」をクリックします。


iCloud Driveの中身が表示されるので、ここに共有用のフォルダを作成します。
画面上の+フォルダマークをクリックするとフォルダを作成することができます。

以上で共有用の作業スペースとなるフォルダを作成することができました。

でもブラウザからだとファイルを利用するときにいちいちダウンロードしてから開かないといけないので不便です。

そこで次はテキストエディタでファイルを開いたり編集したりできるようにしていきたいと思います。

VisualStudioCodeでiCloudDrive内のフォルダを参照する

ブラウザからいちいちファイルをダウンロードして編集してまたアップロードしてみたいな使い方はとてもめんどうです。

なので、テキストエディタから共有フォルダを参照してそこからファイルの閲覧・作成・編集・削除をできる環境を整えていく必要があります。

テキストエディタは、Atomやサブライムテキストなどお好みのものを選べば問題ないと思いますが、今回は使いやすくてシンプルで高機能な「VisualStudioCode」という無料のテキストエディタを使用することにしました。

使い方といっても「VisualStudioCode」の公式サイトからダウンロードするだけです。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/

インストールが完了したら「VisualStudioCode」を起動します

ファイル > 開く >「iCloudDrive」から共有用のフォルダを選択


すると左絡むに共有フォルダのツリー構成が表示されるのでここからファイルの参照や変種を行うことができるようになりました。

以上が「VisualStudioCode」から「iCloudDrive」内の共有フォルダを参照する方法です

WindowsでもMacでもこの手順で「VisualStudioCode」から「iCloudDrive」内の共有フォルダを参照することが出来ます。

WindowsでiCloud Driveを利用する方法

WindowsPCでiCloud Driveを利用するためにはWin用のiCloudDriveをインストールする必要があります。こちらはAppStoreから入手が可能です。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204283

インストールが完了し設定を行うとエクスプローラー内に「iCloud Drive」というフォルダが自動で作成されるのでそこから共有フォルダを利用することができるようになります。

あとは「VisualStudioCode」のようなテキストエディタから先ほどの手順で作成された「iCloud Drive」フォルダを参照するとテキストエディタから利用ができるようになります。

これでWindowsPCからもMacからも同じ共有フォルダを利用することができるようになります。

まとめ

この記事では「iCloud Drive」を利用して複数PCから利用できる共有の作業スペースを構築する方法テキストエディタから「iCloud Drive」内のファイルを参照し編集する方法をご紹介しました。

iCloudの無料枠にまだ余裕のある人はわざわざ有料プランにしてまで共有作業スペースを構築する必要はあまりないかもしれませんが、バックアップで容量がいっぱいになり、「iCloud」サービスを50GBにアップグレードしないといけなくなった方は、ストレージを無駄にしておくのも勿体無いのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです
それでは( ^_^)/~~~